エンドオブライフケア

先週末、大阪府看護協会で開催されましたエンドオブライフケアの研修に参加してきました。この研修、ずっとずっと前から参加したいと思っており待ちに待った週末でした!

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ELNEC(The End-of-Life Nursing Education Consortium)は、2000年に米国のアメリカ看護大学協会(American Association of Colleges of Nursing: AACN)とCity of Hope National Medical Centerが共同して設立した組織です。日本でもがん臨床研究事業の一環として日本緩和医療学会より、ELNEC‐Japanの教育プログラムが開発されました。EOLケアとは、「病いや老いなどにより、人が人生を終える時期に必要とされるケア」を指します。私が学生の頃はまだ、そのような言葉自体耳にしたことはありませんでした。時代の変化を感じますね。講師陣は、がん看護・老人看護の専門看護師、緩和ケア・がん性疼痛看護認定看護師が十数名おり、各セッション毎にグループワークやロールプレイなども数多く組み込まれておりました。講義中のコミュニケーションスキルにおいては、普段の何気ない言動が相手にどう伝わっているのかということを理論的に学び、客観視することで自身の新たな側面にも気付くことができました。

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内容は本っ当に盛りだくさん!!すぐに実践に活かすことが出来る内容も多く、課題も明確になりました。

日本では少子高齢化が進み、今後本格的な「高齢・多死社会」を迎えます。看護師は、人々のQuality of Life (QOL)を維持・向上させることだけでなく、“質の高いEOLケアを提供する”という重要な役割を担っています。そのような重要な役割を担っているということに、まずは私たち自身が気づくことから始まります。緩和ケアを必要とする人や、人生の終焉にあるご利用者様・ご家族様が、尊厳ある人生の最期を迎えられるよう今後もスタッフ皆で学びを共有していきます。

本当に充実した内容の研修でしたので、看護師の皆さま、おすすめですよ!